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お寺・神社のクラウドファンディングに税金はかかる?手数料・返礼品の原価・送料まで、お金の話をまとめて解説

お寺・神社のクラウドファンディングに税金はかかる?手数料・返礼品の原価・送料まで、お金の話をまとめて解説
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浅見 和貴

ZEROデザイン|SNS・AI動画でクラウドファンディングを支援

こんにちは、ZEROデザインの浅見和貴です。お寺や神社のご相談で必ず出るのが「税金はどうなるの?」「手数料はいくら?」というお金の話。今回はそこを整理してお伝えします。

「うちのような宗教法人でもクラウドファンディングを使えるのか」「集めたお金に税金はかかるのか」——お寺や神社からのご相談で、必ず話題になるのがお金まわりの疑問です。本コラムでは、宗教法人の課税の考え方、プラットフォームの手数料、そして見落とされがちな返礼品の原価と送料まで、順番に整理します。

宗教法人でもクラウドファンディングは使える

お寺と神社がクラウドファンディングを活用し、全国から支援が集まるイメージイラスト
実際に多くの寺社がクラウドファンディングに挑戦しています。

結論から言えば、宗教法人でもクラウドファンディングは問題なく利用できます。本堂や社殿の修復、文化財の保存、行事の継承など、実際に全国の寺社が挑戦し、成果を上げています。

弊社ZEROデザインが伴走した滋賀県の小谷寺・本堂再建プロジェクトでも、目標500万円に対して約736万円(支援者388人)の支援が集まりました。「宗教法人だから使えない」ということはありません。

税金はどうなる?——「収益事業かどうか」で決まる

収益事業に当たるかどうかで課税が分かれることを天秤で表したイメージイラスト
宗教法人は「収益事業から生じた所得」だけが課税対象です。

宗教法人は、お布施や賽銭などの宗教活動による収入には法人税がかかりません。課税されるのは、法人税法で定められた収益事業から生じた所得だけです。クラウドファンディングも、この「収益事業に当たるかどうか」で扱いが分かれます。

  • 購入型(リターンあり):リターンを提供した時点で売上に振り替えられ、法人税・消費税の課税対象になり得ます
  • 寄付型(対価性のあるリターンなし):受取寄付金として扱われ、収益事業には該当しないのが原則です

つまり、「支援に対して何をお返しするか」で税務上の扱いが変わります。リターンを用意する購入型を選ぶなら、課税される前提で資金計画を立てておくのが安全です。

【重要】お守り・御朱印と、グッズでは扱いが違う

お守りや御朱印と、キーホルダーやトートバッグなどのグッズを対比したイメージイラスト
同じ「授与品」でも、税務上の扱いは同じではありません。

ここが宗教法人ならではの、もっとも間違えやすいポイントです。同じ物をお渡しするリターンでも、中身によって収益事業に当たるかどうかが変わります。

お守り・お札・おみくじなどは、売価と仕入原価の差額が通常の売買利潤ではなく、実質的に喜捨金(お布施に相当するもの)と認められる場合、物品販売業には該当しないとされています。

一方で、絵はがき、写真帳、暦、線香、ろうそく、数珠、集印帳、キーホルダー、メダル、陶器などを、一般の物品販売業者とおおむね同じ価格で販売する場合は、物品販売業に該当し課税対象と判断されます。

必ずご確認ください税務の判断は個別事情によります。税理士・所轄税務署へご相談ください

リターンに「特別御朱印」を入れるのか、「トートバッグ」を入れるのかで、税務上の扱いが変わり得るということです。ここは一般論で判断せず、必ず税理士や所轄の税務署に確認したうえで設計してください。本コラムの内容は、あくまで一般的な考え方の整理です。

リターン設計と資金計画、税務も見据えて一緒に整理します(着手金0の無料相談)。

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手数料はいくら?プラットフォーム別の比較

集まった支援金から手数料が差し引かれる仕組みを表したイメージイラスト
集まった額がそのまま手元に残るわけではありません。

クラウドファンディングでは、集まった支援金から手数料が差し引かれます。主なプラットフォームの手数料は次のとおりです(2026年9月時点)。

  • CAMPFIRE:成功報酬手数料 17%+税(決済手数料5%を含む)
  • Readyfor ベーシックプラン:14%+税(運営手数料9%+決済手数料5%)— 自分のペースで進めたい方向け
  • Readyfor サポートプラン:14%〜+税(+サポート手数料)— 専任担当がメールで伴走
  • Readyfor コンサルティングプラン:14%〜+税(+コンサルティング手数料)— 専門チームが打ち合わせを重ねて伴走
  • Makuake:20%前後(決済手数料込み)

たとえばCAMPFIREで500万円が集まった場合、手数料はおおよそ93万円前後(17%+税)。手元に残るのは約407万円という計算になります。手数料率は変更されることがあるため、実施前に必ず各社の公式サイトで最新の料率をご確認ください。

見落としがちなのは「返礼品の原価」と「送料」

返礼品の原価・梱包・送料が積み重なって手元に残る額が減っていくイメージイラスト
手数料だけでなく、原価・梱包・送料まで含めて計算を。

実は、手数料以上に見落とされやすいのがここです。リターンには原価がかかり、さらに梱包材・発送作業・送料が乗ってきます。

特に注意したいのが送料です。宅配便の料金は「荷物のサイズ」と「配送距離」で決まるため、大きくて重いもの、遠方へ送るものほど負担が大きくなります。数百円で済むと思っていた発送が、大型の品を北海道や沖縄へ送るとなると1件で数千円かかることも珍しくありません。

  • リターン品そのものの原価(材料費・製作費)
  • 梱包材(箱・緩衝材・封筒)と、封入・宛名書きの作業時間
  • 送料(サイズ・重量・距離で変動。遠方や大型はかなり高額に)
  • 発送後の問い合わせ対応・再送などの予備費

リターンの価格を決めるときは、「支援額 −(手数料+原価+送料)」で実際に手元へ残る額を必ず試算してください。ここを詰めておかないと、達成したのに修復費が足りない、という事態になりかねません。

送料ゼロのリターンという選択肢

PDFガイドブックなど、送料のかからないデジタルリターンを表したイメージイラスト
デジタルのリターンなら、原価も送料も抑えられます。

そこで有効なのが、送料のかからないリターンを組み合わせることです。小谷寺のプロジェクトでも、支援者に喜ばれながら発送コストがかからないリターンを用意しました。

その一つが「小谷三姉妹の戦国ガイドブック(PDF)」です。歴史ファンにとって価値のある読み物でありながら、データでお届けするため送料は0円。何人に届けても発送コストが増えません。

  • PDFの読み物・ガイドブック・記録集
  • オンラインでの法話・特別拝観のライブ配信
  • 公式ホームページや芳名帳へのお名前掲載
  • 感謝のメール・限定の活動報告
  • 現地での特別拝観・ご祈祷(郵送そのものが不要)

「名を残す」「特別な体験」といった寺社ならではのリターンは、そもそも発送が不要なものが多いのも強みです。物品のリターンと組み合わせてバランスを取れば、集まった資金をより多く本来の目的へ回せます。

まとめ:お金の全体像を、最初に描いておく

宗教法人でもクラウドファンディングは使えます。ただし、リターンの内容によって税務上の扱いが変わり、手数料・原価・送料を差し引いた額が実際に使えるお金になります。

大切なのは、始める前に「いくら集まれば、いくら手元に残るのか」を描いておくこと。税務は税理士や税務署に確認しつつ、資金計画とリターン設計はセットで考えるのが失敗しないコツです。

ZEROデザインは、CAMPFIRE公式パートナーとして、目標金額の設計からリターンの中身・原価・送料の試算、ページ制作・SNS発信までを一貫して伴走します。着手金0の無料相談から承りますので、お気軽にご相談ください。

「いくら残るのか」の試算から、一緒に整理します。

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浅見 和貴

ZEROデザイン|SNS・AI動画でクラウドファンディングを支援

私が現場で見てきて一番もったいないのは、手数料だけ見て、原価と送料を見落とすケースです。最初に手元に残る額まで計算しておけば、無理のない計画が立てられます。数字の組み立てからご相談ください。

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この記事を書いた人

浅見 和貴

ZEROデザイン代表・CAMPFIRE公式パートナー(クラウドファンディング・キュレーター)

Web制作・動画・デザイン・SNS発信を通じて、企業や地域の魅力を伝える仕事に携わる。CAMPFIRE公式パートナーのクラウドファンディング・キュレーターとして、滋賀県長浜市「小谷寺 本堂再建プロジェクト」で目標を大幅に超える736万円の支援を達成。「想いが本物であれば、伝え方次第で必ず人は動く」を信条に、クラウドファンディング・映像・デザイン・AIを掛け合わせ、ゼロからの挑戦に全力で伴走する。

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