お城のクラウドファンディングとは?彦根城・熊本城の実例に学ぶ、城跡・文化財を未来へ残す資金づくり


浅見 和貴
ZEROデザイン|SNS・AI動画でクラウドファンディングを支援
こんにちは、ZEROデザインの浅見和貴です。私の拠点・滋賀県湖北は、浅井氏の小谷城や国宝・彦根城など、お城の歴史が息づく土地です。今回は、お城のクラウドファンディングを実例から見ていきます。
天守や石垣、城跡や庭園——お城は地域の誇りであり、貴重な文化財です。しかし維持・修復には多額の費用がかかり、行政の予算や入場料だけでは追いつかないことも少なくありません。そこで広がっているのがクラウドファンディングです。本コラムでは、国宝・彦根城や熊本城など実在の事例をもとに、お城のクラウドファンディングの活用法と、御城印などリターンの考え方を解説します。
お城も「クラウドファンディング」で守る時代へ

天守・石垣・城跡・庭園といったお城の文化財は、老朽化や災害で修復が必要になります。ですが費用は大きく、税金や入場料だけではまかないきれないことも少なくありません。そこで、全国のお城ファンや地域を愛する人から支援を募るクラウドファンディングが、有力な選択肢になっています。
お城には、歴史・物語・地域の誇りという「共感を生む力」があります。だからこそ、想いを丁寧に伝えれば、地域を超えて全国から支援が集まりやすいテーマです。
【事例】国宝・彦根城|庭園の木橋「高橋」架け替えに約1,500万円

滋賀県の国宝・彦根城は、2025年に初のクラウドファンディングに挑戦しました(Readyfor)。対象は、名勝庭園「玄宮楽々園」にある木橋「高橋」の架け替え。前回の修繕から40年近くが経ち、傷みが進んでいました。
「国宝の庭園を未来へつなぐ」という明確な目的と、地域の誇りを丁寧に伝えたことで、目標1,000万円を上回る約1,505万円(支援者378名)を集めました。行政と地域のパートナーが連携し、市民のクラウドファンディング活用を後押しした点も特徴です。
【事例】熊本城|「復興城主」で総額約24億円。御城印も人気

2016年の熊本地震で大きな被害を受けた熊本城は、復旧・復元に長い年月と莫大な費用がかかります。その象徴的な取り組みが「復興城主」制度です。
- 一口1万円の寄付で「復興城主」になれる
- 「復興城主手形」で、有料施設の無料利用や協賛店の特典が受けられる
- 2020年11月末時点で、総額約24億円もの支援が集まった
さらに、熊本城の「御城印」も人気で、クラウドファンディング限定の御城印・御城印帳が特典として用意されることもあります。「城主になれる」「限定の御城印がもらえる」という体験・記録型のリターンが、多くの人の心を動かしています。
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無料相談を申し込むお城のクラファンで支援を集めるリターン

お城のクラウドファンディングで効果的なのは、その城ならではの「体験」と「記録」に価値を感じてもらうリターンです。
- 御城印・御城印帳(クラウドファンディング限定デザイン)
- 「城主」制度(記念手形・施設優待)
- 石垣・瓦・芳名帳への記名(歴史に名を残す)
- 天守や普段入れない場所の特別公開・ガイドツアー
- 甲冑体験や、武将・家紋にちなんだグッズ
「その場所に関わった証」「歴史の一部になれる体験」は、お城ファンにとって金額以上の価値があります。この考え方は、神社仏閣のリターン設計とも通じます。
お城のプロジェクトを成功させる3つのポイント

お城のプロジェクトを成功させるために、意識したいポイントは次の3つです。
- 目的を具体的に:「何を・なぜ直すのか」を、傷んだ現状の写真とともに明確に伝える
- 物語で伝える:城の歴史や逸話、地域の誇りをストーリーとして届ける
- 発信を止めない:公開前の予告から達成報告まで、SNSや動画で継続的に発信する
特にお城は「歴史ファン」という強い応援層がいます。物語と現状を丁寧に伝えれば、地域を超えて支援が広がっていきます。
まとめ:地域の誇りを、みんなで未来へ
お城のクラウドファンディングは、天守や庭園の修復、災害からの復興、城跡の整備など、地域の誇りを未来へ残すための力になります。彦根城や熊本城の事例が示すように、明確な目的・共感を呼ぶ物語・御城印などの魅力的なリターンがそろえば、全国のお城ファンが動きます。
ZEROデザインは、滋賀県湖北を拠点に、浅井氏ゆかりの小谷寺クラウドファンディング(目標500万円→約736万円)にも伴走してきました。お城・城跡・歴史文化のクラウドファンディングをご検討の方は、CAMPFIRE公式パートナーとして、着手金0の無料相談から伴走します。お気軽にどうぞ。
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浅見 和貴
ZEROデザイン|SNS・AI動画でクラウドファンディングを支援
お城や城跡には、その土地の誇りと物語が詰まっています。私が大切だと考えているのは、その物語を全国のファンに正しく届けること。城の修復や整備でクラウドファンディングをお考えなら、企画から一緒に整えますので気軽にご相談ください。

この記事を書いた人
浅見 和貴
ZEROデザイン代表・CAMPFIRE公式パートナー(クラウドファンディング・キュレーター)
Web制作・動画・デザイン・SNS発信を通じて、企業や地域の魅力を伝える仕事に携わる。CAMPFIRE公式パートナーのクラウドファンディング・キュレーターとして、滋賀県長浜市「小谷寺 本堂再建プロジェクト」で目標を大幅に超える736万円の支援を達成。「想いが本物であれば、伝え方次第で必ず人は動く」を信条に、クラウドファンディング・映像・デザイン・AIを掛け合わせ、ゼロからの挑戦に全力で伴走する。
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